【超初心者向け】IMP・CPMとは?インターネット広告で使われる指標を解説
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こんにちは、LudyWorksの髙橋です。
これからWeb広告を始めたい方にとって、インターネット広告の指標は最初にぶつかる壁なのではないかと思います。
今回はWeb広告に使われる指標のうち、「IMP」「CPM」について解説していこうと思います。
・これからWeb広告を始めたいと思っている事業主様
・広告代理店に入社して間もない方
「IMP」とは?
「IMP」とは、「Impression」の略です。
日本語に訳すると「印象」という意味なのですが、広告が表示された回数の事を指します。
IMPが100であれば、広告がユーザーに100回表示されたということになります。
IMPの母数が重要な理由
クリック数÷IMPでCTRという指標があります。
※CTRについては下記の記事で紹介していますので、併せて読んでみてください。
CTRを確認する際、IMPの母数が多い方が再現性がある数値となります。
例を紹介します。
A: IMPが10件でクリックが1回の場合
B: IMPが1000回でクリックが100回の場合
上記のA、BのCTRはどちらも10%となります。
しかし再現性の面に関して言えば、Aの場合よりもBの場合の方が高いと言えます。
Aの場合だとIMP10回のうち1回しかクリックされていないので、このクリックはたまたまの可能性があります。
この場合ではIMPが10倍の100になったときにクリックも10倍になるとは判断できません。
Bの場合だとIMP1000回のうち100回クリックされているので、たまたまのクリックでは無さそうです。
この場合だとIMPが10000回になったときにクリックも10倍になりそうです。(実際にはIMPが増えると、確度の低いユーザーにも広告が配信される事になるため直線的にクリックが増加していくわけではありません。)
上記の説明から、Aの場合よりもBの場合の方が再現性が高い事がわかりますね。
つまりCTRの再現性をある程度担保するために、IMPの母数の確保が重要と言うことができます。
「CPM」とは?
次に「CPM」について説明します。
「CPM」とは、「Cost Per Mille」の略です。
Milleというのは、ラテン語で1000を意味するmilleからきています。
日本語に訳すると「1000回表示あたりのコスト」となります。
つまり、「IMP」1000回にかかった費用の事です。
計算式は「費用÷IMP×1000」となります。
例えば広告が1,000回表示されて、10,000円かかったとします。
CPM = 10000 ÷ 1000 × 1000 = 10,000円
となります。
ちなみに、費用の事を広告用語で「COST」と呼びます。
詳しくは下記の記事で解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
CPM課金のメリットとデメリット
先ほどCPMについて説明をしましたが、Web広告の課金形式は大まかに二つあります。
それがCPM課金とCPC課金です。
CPCについては下記の記事で解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
CPM課金表示回数1000回あたりいくらという基準で課金される仕組みで、CPC課金は1クリックあたりいくらという基準で課金される仕組みになっています。
メリット
CPM課金のメリットとして挙げられるものとして、「1クリックあたりの単価(CPC)が安くなる可能性がある」というものがあります。
CPC課金の場合では1クリック毎に費用が発生しますが、CPM課金の場合だと広告を1000回表示させる毎に費用が発生します。
ですので、すでにCTRを高く運用できている場合であれば、CPC課金よりも1クリック単価を割安にすることができるということになります。
広告が1000回表示されて10回クリックされた場合で考えてみましょう。
仮に同じ広告を出稿してクリック単価(CPC)が100円、CPMが500円だったとします。
CPC課金の場合だと10回クリックされているので費用は1000円です。
CPM課金の場合だと1000回表示されているので費用は500円です。
CPC課金の場合のクリック単価は1000÷10 = 100円
CPM課金の場合のクリック単価は500÷5 = 50円
となります。
上記の例からCTRが高い広告の場合であれば、CPM課金の方がより効率的に運用できるということができるでしょう。
デメリット
デメリットとしては、「CTRが低い場合は無駄にコストがかかってしまう」というものが挙げられます。
表示回数によって費用が発生するということは、「ユーザーが何も行動しなくても費用が発生してしまう」ということでもあります。
先ほどと同じく広告が1000回表示されて1回クリックされた場合で考えてみましょう。
仮に同じ広告を出稿してクリック単価(CPC)が100円、CPMが500円だったとします。
CPC課金の場合だと1回クリックされているので費用は100円です。
CPM課金の場合だと1000回表示されているので費用は500円です。
CPC課金の場合のクリック単価は100÷1 = 100円
CPM課金の場合のクリック単価は500÷1 = 500円
となります。
上記の例からCTRが低い広告の場合であれば、CPM課金にすることで割高な広告費がかかってしまう可能性があると言えます。
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