定量的、定性的とは?5分でわかるビジネス用語解説

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こんにちは、Ludyworksの髙橋です。
ビジネスに関わる方々の中には、おそらく「定量的」や「定性的」といった用語を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
Ludyworksでは、データを元に経営を行いたいとお考えの事業主様や、ビジネスに関しての知識を知りたいとお考えの方に向けてビジネス用語の解説記事を作成しています。
「定量的」や「定性的」はビジネスで多用される用語の内の一つなので、まだ意味が分かっていない方はこの記事で確認していってください。
・ビジネス用語を勉強したい方
・経営を数字で管理したいと考えている方
「定量的」とは?
始めに定量的という用語について解説します。
定量的とは、具体的な数値で表すことができる事を指します。
例えば「テストで良い点を取りたい!」と思ったとします。
良い点というのはその人の主観ですので、普段20点しか取れない人の良い点と普段80点取る人の良い点は異なる可能性があります。
テストなどでは特に問題はありませんが、ビジネス上の目標を立てるにあたって人によって異なる目標を立ててしまうと混乱してしまう原因になります。
自分と他社の認識のずれを無くしたい場合は、定量的な言葉を使うようにしてみてください。
定量的の例
定量的に目標を設定した例をいくつか紹介します。
・90点以上の点数を取りたい
・5000兆円欲しい
・3日以内にください
等が挙げられます。
定量的に目標を記載することで具体性が増し、目指す地点がわかりやすくなりましたね。
「定性的」とは?
次に定性的という用語について解説します。
定性的とは定量的の反対の意味で、数値で表すことができない事を指します。
ビジネスにおいては数値で表す必要がないものや、雰囲気や大まかな方向性を示す場合に定性的な目標を用いる事があります。
KPIやKGIなど具体的な目標を決める際は定量的に、戦略などの方向性を決める際は定性的に目標を設定します。
定性的の例
定性的に目標を設定した例をいくつか紹介します。
・新しい趣味を見つける
・健康的に生活する
・毎日勉強する
などが挙げられます。
定量的な目標と比較して具体性は下がりますが、大まかに方向性を決める段階では定性的に考えた方がわかりやすいですね。
ビジネスでは定量だけ使えばいいのか?
ここまでの項目で定量的、定性的については理解していただけたかと思います。
ここまでの話だけを聞くと、「ビジネスでは定量面にだけ気を配れば良いんじゃない?」と考える方もいらっしゃるのではと思います。
しかしどちらか片方だけ使うのではなく、両方使うことが重要となります。
例えば人事評価では営業成績等の定量面だけではなく、周りに悪い雰囲気を与えないか等の定性面も重要となります。
いくら売り上げを挙げることができても、雰囲気を悪くして周りの社員のやる気をそいでしまうような社員は評価できませんよね。
定量面だけを重視するのではなく、定性面も同時に確認するようにしてみましょう。
まとめ
最後にまとめです。
定量的は具体的な数字で表せる事、定性的は数字で表せない事を指します。
KPIやKGIを設定する際は定量的に、戦略やビジョンを考えるときは定性的に考える事がおすすめです。
定性的に設定した目標は、細かく分割していくことで定量的に考える事ができます。
人事評価などでは定量面だけ気にすればいいやとついつい思いがちですが、定性面も同時に見ることが重要です。
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