【超初心者向け】Click・CPCとは?インターネット広告で使われる指標を解説
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
こんにちは、LudyWorksの髙橋です。
これからWeb広告を始めたい方にとって、インターネット広告の指標は最初にぶつかる壁なのではないかと思います。
今回はWeb広告に使われる指標のうち、「Click」「CPC」について解説していこうと思います。
・これからWeb広告を始めたいと思っている事業主様
・広告代理店に入社して間もない方
「Click」とは？
「Click」とは、表示された広告がクリックされた事を指します。
表示された広告をユーザーがクリックすると、それを1クリック、2クリックとカウントしていきます。
例えば、表示された広告が10回クリックされたとすると、Clickは10とカウントします。
別の記事でも解説していますが、IMP(広告表示回数)に対してClickが何%あるかという指標で「CTR」という指標があります。
広告を運用するうえで重要な指標になってくるので合わせて確認してみてください。
「CPC」とは?
次に「CPC」という指標について解説します。
「CPC」とは「Cost Par Click」の略です。
クリック単価という意味になります。
1クリック当たりの費用という説明が分かりやすいかもしれませんね。
計算式は「Cost ÷ Click」となります。
例えば、出稿していた広告が100回クリックされました。
広告費用が10,000円かかったとすると
CPC = 10,000 ÷ 100 = 100円
となります。
Costに関しては下記の記事で説明しているので、気になる方は合わせて確認してみてください。
CPCが変化する要因について
CPCの概要については先ほどの解説である程度理解できたのではないかと思います。
ここからはCPCがどういった要因で上下するのかを解説していきます。
少し難しい内容になるので、概要だけで十分という方は読み飛ばしていただいても問題ありません。
前提として、Web広告が表示される際には媒体側でオークションが行われています。
オークションの強さは「広告ランク」というもので決定され、「広告ランク」はおおむね
CPC×品質スコア(QS)という式で表すことができます。
参考:オークション Google広告ヘルプ
広告ランク = CPC × 品質スコア
という式から、品質スコアが一定だと仮定するとオークションの強さはCPCの金額に比例すると言うことができます。
出稿している人が自分一人であれば、自分で設定したCPCがそのまま実際のCPCになるのですが、自分以外にもう一人出稿したい人がいた場合はどうなるでしょうか。
例えば、AさんがCPCを100円になるように設定していたとして、同じ場所に広告を出稿したいBさんがCPCを110円になるように設定していたとします。
この場合はBさんの広告が表示され、Aさんの広告は表示されません。
そこでAさんはCPCを120円に設定して出稿することにしました。
その結果、Aさんの広告は表示されましたが、CPCは120円かかってしまいました。
上記の流れが、CPCが上昇する要因となります。
つまり、出稿している場所に競合が参入してきた場合、CPCが上昇する傾向にあります。
逆に競合が少ない場所はCPCが低くなる傾向にあります。
広告枠と出稿数は需要と供給の関係にあるので、広告枠(供給)に対して出稿数(需要)が多ければCPC(価格)は上昇しますし、広告枠(供給)対して出稿数(需要)が少なければCPC(価格)は低下します。
CPCは需要と供給の関係によって決まる事を認識しておけば、基本的には問題ないと思います。
需要が少ない場所とはどこなのか?
具体的に、Web広告における需要が少ない場所とはどこの事を指すのでしょうか。
リスティング広告の場合はキーワード単位で広告が配信されるため、検索ボリュームが小さいキーワードや、競合他社が出稿してこないようなキーワードであればCPCは安い傾向にあります。
逆にBigキーワードと呼ばれるような、検索ボリュームが大きいキーワードはCPCが高くなる傾向があります。
自社の名前や自社商材のキーワードが前者のCPCが安いキーワードにあたり、「化粧品」だったり「スポーツジム」等のキーワードが後者のCPCが高いキーワードにあたります。
キーワードについては以下の記事でも紹介していますので、合わせて確認してみてください。
インフィード広告やディスプレイ広告の場合、配信面やターゲティング単位で広告が配信されます。
ですので人気の高い配信面であったり、人気の高いターゲティングリストはCPCが高く、あまり人気のない配信面や、人気の低いターゲティングリストに関してはCPCが低い傾向があります。
上記の事から一概にCPCが安い方が良いというわけではない事が分かります。
余り関連性のない配信面やターゲティングリストから、低いCPCでLPに遷移させることができたとして、そのユーザーが実際にCVに繋がらなければ収益にはならないからです。
CPCを安く取ってくることのみに注力するのではなく、実際にそのターゲティングから獲得したユーザーがCVに繋がる可能性が高いかどうかを考慮に入れて配信を行う必要があります。
この記事へのコメントはありません。